脳動脈瘤
〔 クモ膜下出血 〕
脳動脈瘤について
高血圧や喫煙、遺伝などが関連していると考えられていますが、脳動脈瘤の発生理由は明らかにされていません。
成人100人に対して2〜5人に発見されると報告されています。
MRI検査で脳の血管の状態を調べることができるようになり、まだ破裂していない未破裂脳動脈瘤を発見できるケースが増えています。
未破裂脳動脈瘤の症状は多くの脳疾患と同様に、脳動脈瘤が破裂するまでまったく症状がありません。
しかも脳動脈瘤の破裂はクモ膜下出血として発症する場合がほとんどで、ひとたび破裂すると重大な症状につながります。
脳動脈瘤と
考えられる予兆
経験したことがない激しい頭痛
頸部のこわばりや痛みがある
瞳孔が拡大する
感覚や意識がなくなる
吐き気や嘔吐がある
眼の上や目の奥の痛みがある
光に対して過敏になる
など、こうした症状にお気づきの方は今すぐ当院にお越しください。
最大の防御策は
脳ドック
脳動脈瘤は脳梗塞や脳卒中と違い、高血圧や糖尿病、高脂血症など生活習慣病の予防で防ぐことができるわけではありません。
クモ膜下出血を防ぐためにはMRIで未破裂脳動脈瘤の有無を検査し、あった場合はすぐに処置することが重要です。
40代以降に発症することが多いといわれるクモ膜下出血なので、該当する年齢の方は定期的に脳ドックを受診し、早めに脳の専門医に相談することをおすすめします。
未破裂脳動脈瘤について
未破裂脳動脈瘤とは破裂前の脳動脈瘤です。脳動脈瘤とは脳動脈の血管壁が薄くなったりもろくなることで、そこが膨らんで血液が入り込みコブのような形状になります。このコブのことを指します。
動脈瘤は血管の中膜【筋層】に危弱部があり長年の血圧で頭部が膨れだし、膨れた状態が動脈瘤です。動脈瘤壁が膨れることで薄くなって破れてくも膜下出血になると言われています。ですから動脈瘤が大きくなるほど破裂の危険性が増します。その危険域が5mm前後と推測されます。当院では、動脈瘤専門医を紹介しております。
未破裂脳動脈瘤 | |
特徴 | 脳動脈瘤が破裂した際の典型的な症状として、「これまでに経験したことがないような激しい頭痛」がありますが、未破裂脳動脈瘤のほとんどは無症状のことが多く、脳ドックや検査で偶然に見つかるケースが多いです。大きさや部位によっては周辺の神経を圧迫することで、例えば視野障害や複視や呂律障害といった症状がでる場合もあります。 |
診断方法 | 問診(特徴的症状)、診察(異常所見がない)、頭部MRI検査 |
治療方法 | もし治療が妥当と判断された場合は、「開頭クリッピング術」か「血管内コイル塞栓術」か、より安全に出来ると判断した治療法を選択して、それぞれの治療法の内容とリスクを十分に説明したうえで、クモ膜下出血予防目的で治療にあたるようにしています。 |
北村クリニック
診療科目:脳神経外科・脳神経内科・放射線科
住所:〒651-0093 兵庫県神戸市中央区二宮町3-5-14
TEL:078-261-3533
アクセス:JR新神戸駅・JR三宮駅から徒歩約8分
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※※高さ155cm幅205cm全長530cm
隣接地に有料駐車場有
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